EC2のStandard RIとConvertible RI比較【2017年12月版】
2017年12月版のStandard RIとConvertible RIの比較エントリーです。2017年7月に私は以下のエントリーを作成しStandard RIとConvertible RIの機能比較を行いました。
ですが2017年11月にConvertible RIに以下のアップデートがあり、機能比較の内容が古くなったため今回のエントリーを作成しました。
Amazon EC2 コンバーティブル RI - 1 年契約での利用が可能になり、分割とマージをサポート
機能比較表
2017年11月のConvertible RIのアップデートで契約期間とRIの分割とマージについてはStandard RIとConvertible RIで差がなくなりました。Convertible RIはRIの交換ができるというのがメリットであり、その代わりにStandard RIよりも値引率が低く設定されています。
機能 | Standard RI | Convertible RI | 備考 |
---|---|---|---|
契約期間 | 1 年または 3 年 | 1 年または 3 年 | 差がなくなった |
お支払い方法 | All Upfront / Partial Upfront / No Upfront | All Upfront / Partial Upfront / No Upfront | インスタンスタイプによって異なる |
キャパシティ予約 | 可能 | 可能 | スコープをAvailability Zoneにする必要がある |
インスタンスサイズの柔軟性 | 可能 | 可能 | |
RIの分割とマージ | 可能 | 可能 | 差がなくなった |
RIの交換 | 不可能 | 可能 | |
マーケットプレイスでの販売 | 可能 | 不可能 | 販売者登録が必要 |
従量制割引 | 対象 | 対象外 | 「Windows および SQL Server」とマーケットプレイス購入分はStandard RIでも対象外 |
最後に
今回のConvertible RIの機能強化によって、まとめて複数のConvertible RIを購入して、その後一部を分割してその一部を交換できるようになるため、Convertible RIの運用がしやすくなったと思います。また、1年のConvertible RIも出たので買いやすくなったかと思います。参考になれば幸いです。